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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科21巻9号

1986年09月発行

文献概要

論述

多関節マイクロロボットの動物実験への応用—力学的刺激の骨折治癒に及ぼす影響

著者: 笹田直1 藤江裕道1

所属機関: 1東京工業大学総合理工学研究科システム科学

ページ範囲:P.1019 - P.1025

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 抄録:力学的刺激の骨折治癒に及ぼす影響を調べる従来の実験では,装置自体の制約から骨折部に与えられる力学的刺激は1種類のものであった.しかし多関節マイクロロボットを導入したことによって,あらゆる定量的なくり返しの力学的刺激を容易に作り出せるようになった.さらにロボットを導入したことにより,実験動物と装置の着脱が容易になり,またin vivoの状態で骨折治癒の進行度を測ることも可能となり,本実験が効率的に,しかも定量的に行われるようになった.
 本論では,ロボットを用いて筆者らがおこなった動物実験(力学的刺激の骨折治癒に及ぼす影響)の詳細を示し,ロボットが動物実験にとって,きわめて有効なものであることを示した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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