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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科21巻9号

1986年09月発行

文献概要

手術手技シリーズ 関節の手術<上肢>

肩関節固定術

著者: 原徹也1 飛松治基1

所属機関: 1都立広尾病院整形外科

ページ範囲:P.1027 - P.1036

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はじめに
 従来,肩関節固定術は結核性肩関節炎,Polioなどに対し主として行われていたが,現在では主に腕神経叢損傷,分娩麻痺が対象となっている.これらの麻痺性肩関節における上肢の挙上・外転障害に対する肩関節機能再建術には,大別すると筋腱移行による方法と肩関節固定術による方法とがある.
 今回は肩関節固定術について,多数の術式が行われているなかで,我々が用いている肩甲上腕関節の固定と肩峰上腕骨頭間に腸骨を移植して骨性癒合をはかる慣用法と,僧帽筋の付着した肩甲棘の架橋骨移植を行うMerle D'Aubigne13)法の二つの方法を述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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