icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科22巻1号

1987年01月発行

文献概要

論述

女児のペルテス病について—57例の分析より

著者: 稲松登1 金原宏之1 矢野悟1 前澤範明1

所属機関: 1兵庫県立のじぎく療育センター

ページ範囲:P.3 - P.8

文献購入ページに移動
 抄録:57症例59関節の女児ペルテス病の臨床像はまず504例中女児の発生率は11.3%あった.発症年齢は6歳4カ月でありその年齢分布とともに男女間に大差なくEvansの高年齢説と一致しなかった.一方,41関節について骨頭壊死範囲をCatterall分類で分析するとpartial type 85%に対してtotal type 15%であり男児対照群とも差がなくCatterallの女児の広域骨頭壊死説にも一致しなかった.
 最後に,41関節についてSundtのX線判定基準による総合成績は「良」49%,「可」36%,「不可」15%となり男児対照群とも大差なく,EvansやCatterallのいう女児の予後不良説とは全く一致しなかった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら