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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科22巻1号

1987年01月発行

文献概要

シンポジウム 陳旧性膝関節重度靱帯損傷の治療

陳旧性膝関節重度靱帯損傷の治療—前・後十字靱帯手術例について

著者: 冨士川恭輔1

所属機関: 1慶応義塾大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.57 - P.63

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 抄録:陳旧性ACL,PCL複合損傷は,内・外側支持機構や半月板の損傷を合併することが多く,病態の複雑さ,再建手術手技の困難さ及び再建に要するdonorの不足により,その手術的療法を難しくしている.今回は61例のACL,PCL損傷を伴った陳旧性重度複合靱帯損傷に対し,Leeds-Keio人工靱帯を用いて再建術を中心とした手術的療法を行い,術後18ヵ月以上経過した30例につき検討を加えて報告する.
 陳旧性重度複合靱帯損傷ではPCLの臨床診断は容易であるが,内・外側支持機構損傷の正確な診断と手術適応は難しい.また27.6%に術前ACL損傷を示す徒手検査は陰性であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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