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シンポジウム 陳旧性膝関節重度靱帯損傷の治療
陳旧性後方,後外方回旋性不安定膝の治療
著者: 須津富鵬1 山下文治1 榊田喜三郎1 山際哲夫1 常岡秀行1
所属機関: 1京都府立医科大学整形外科学教室
ページ範囲:P.65 - P.70
文献購入ページに移動後方不安定性膝の症状として,疼痛が90%に,不安定感が70%に認められた.病態として後十字靱帯損傷と共に前十字靱帯損傷が15%に,内側構成体損傷が37%に,後外側構成体損傷が33%に認められた.後外方回旋不安定性膝の症状として疼痛が80%に,不安定感が100%に,水腫が45%に認められた.後外側構成体損傷と共に前十字靱帯損傷が80%に,外側半月板損傷が40%に認められた.機能障害の強い例では,後外側構成体や前十字靱帯損傷の合併が多く,また四頭筋萎縮も不安定性に強く関与していた.
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