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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科22巻10号

1987年10月発行

文献概要

シンポジウム 骨肉腫の患肢温存療法

骨肉腫に対する術前化学療法の現状とその問題点

著者: 古瀬清夫1

所属機関: 1鳥取大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.1155 - P.1161

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 抄録:昭和50年3月より昭和62年4月までの間に治療された16例の骨肉腫の術前化学療法の効果について臨床病理学的に検討した.
 ALP値減少率,X線像および腫瘍壊死率の三指標を用い,反応(+)群と反応(-)群とに分類した.両群の生存率は前者で治療開始後112ヵ月で66.7%,後者で治療開始後145ヵ月で37.5%となり,p<0.05で有意の差を認めた.反応(+)群で生存例の追跡期間がやや短く,また積極的な化学療法が行われているけれどもある程度の予後を推測できるものと思われた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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