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シンポジウム 骨肉腫の患肢温存療法
骨肉腫に対する術前化学療法の現状とその問題点
著者: 古瀬清夫1
所属機関: 1鳥取大学医学部整形外科学教室
ページ範囲:P.1155 - P.1161
文献購入ページに移動ALP値減少率,X線像および腫瘍壊死率の三指標を用い,反応(+)群と反応(-)群とに分類した.両群の生存率は前者で治療開始後112ヵ月で66.7%,後者で治療開始後145ヵ月で37.5%となり,p<0.05で有意の差を認めた.反応(+)群で生存例の追跡期間がやや短く,また積極的な化学療法が行われているけれどもある程度の予後を推測できるものと思われた.
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