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視座
日本靴医学研究会の発足に当って
著者: 鈴木良平1
所属機関: 1長崎大学整形外科
ページ範囲:P.1231 - P.1231
文献購入ページに移動ヒトが直立2足歩行をするようになり,この不安定なロコモーションに適応して,足はすばらしい発達を遂げた.しかし人間はいつの頃からか,外界の有害な刺戟から足を守るために,履物を使用するようになった.つまり履物は歩くための補助具となったのである.文明の発展と共に,いつしか履物は権威の象徴となり,あるいはおしゃれの道具となり,足の健康を害してまでも,極端な履物を使用するようになった.このもっともよい例が,女性のハイヒール靴である.
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