icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科22巻11号

1987年11月発行

文献概要

論述

脂肪肉腫の臨床診断—とくに総合画像診断と穿刺細胞診について

著者: 網野勝久1 川口智義1 松本誠一1 真鍋淳1 古屋光太郎2 磯辺靖2 都竹正文3

所属機関: 1癌研究会附属病院整形外科 2東京医科歯科大学整形外科 3癌研究会附属病院細胞診

ページ範囲:P.1249 - P.1259

文献購入ページに移動
 抄録:過去10年間に根治的手術を施行した,四肢・躯幹発生の脂肪肉腫31例の臨床診断上の問題点を検討した.初診時のXerogram,エコー,細胞診とCTなどによって大部分の症例の臨床診断が可能であった.各々検査法による腫瘍内脂肪検出能をみると,Xerogram 36%,CT 55%,細胞診89%であった.治癒的切除縁を得るための局在画像診断には,上記診断法とともに血管造影やRIシンチも応用されたが,特に切除線を描くにあたってはCTが中心的役割を果たし,さらに,筋膜など各barrierと腫瘍間の余裕を検索するにはエコーやMRIも有用であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら