icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科22巻12号

1987年12月発行

文献概要

臨床経験

環軸関節カリエスの1治験例

著者: 宇佐見則夫1 足立秀1 渡辺憲一1 小林慶二2

所属機関: 1大田原赤十字病院整形外科 2静岡赤十字病院整形外科

ページ範囲:P.1403 - P.1406

文献購入ページに移動
 抄録:上位頸椎のカリエスに対して,近年,頻繁に手術療法が行われるようになった.しかし,病巣の特殊性のため,単一のアプローチのみでは十分な視野を得ることはできない.今回,我々は,環軸関節力リエスを経験し,経口侵入と前側方侵入を併用することにより,広い視野を得,安全・確実に手術を行うことができたので,本症例を提示し,更に,上位頸椎前方侵襲法(経口法・前側方法・側方法・mandible-splitting approach)の問題点を検討した.その結果,本症例のように,広汎な病巣を有する場合は,2つのアプローチを併用することが,各々の欠点を補え,確実な手術が可能となるので,理にかなったすぐれた方法と言える.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら