icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科22巻12号

1987年12月発行

文献概要

臨床経験

脊髄硬膜外膿瘍による急性対麻痺の1手術例

著者: 麻田毅彦1 塩田誠1 趙南日1 円尾宗司1 中野謙吾1

所属機関: 1兵庫医科大学整形外科学教室

ページ範囲:P.1407 - P.1410

文献購入ページに移動
 抄録:腹部手術後の疼痛に対する約1ヵ月の持続硬膜ブロック施行中に発生した,硬膜外膿瘍による急性対麻痺の1例を経験した.
 カテーテル抜去,抗生物質投与後に施行したミエログラフィー,MCTでT7〜T9レベルでの脊髄背側よりの圧迫所見を認めた.直ちにこの部の椎弓切除術を行ったところ,硬膜の背側に肉芽組織と膿を認め,これを入念に剥離摘出,残存部分はCUSAで摘出した.硬膜は肥厚し灰白色を呈していたが,充分な硬膜の膨隆がえられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら