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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科22巻12号

1987年12月発行

文献概要

臨床経験

スポーツ障害による股関節内障の2例

著者: 池田俊彦1 粟屋梧老1 鈴木茂夫1 岡田温1 多田弘史1

所属機関: 1小倉記念病院整形外科

ページ範囲:P.1421 - P.1424

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 抄録:日常の診療において原因不明の股関節痛を扱う機会は比較的多い.その多くは,保存的治療によって軽快し,疼痛の原因が明らかで無いままに終わっている.今回,原因不明の股関節痛を訴える2例の高校生のスポーツ選手に対して股関節鏡を施行した結果,関節唇の断裂を認めたので報告した.共に断裂は臼蓋軟骨面との境界部の縦断裂で,膝半月のdetachmentに相当すると思われた.免荷歩行により疼痛は軽快したが,再鏡視を行ったところ断裂の癒合は認められず,断裂が自然治癒する事はないと考えられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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