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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科22巻12号

1987年12月発行

文献概要

臨床経験

小骨折を伴った第2中足指節関節底側脱臼の1例

著者: 片山元文1 村上敬朋1 高橋洋1 松井譲2

所属機関: 1三木整形外科病院 2済生会今治病院整形外科

ページ範囲:P.1439 - P.1442

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 抄録:極めて稀な第2中足指節関節の底側脱臼の1例を経験した.徒手整復は可能であったが側方動揺性が著明であったため,手術的に基節骨付着部より剥離した外側側副靱帯をpull-out法で修復した.術後2ヵ月で疼痛は軽度で,良好な安定性を得た.文献上,足趾MP関節底側脱臼の報告は調べた範囲ではなかったが,手指MP関節掌側脱臼の報告を参考にすると過伸展と過屈曲の2つの異なる機序で発生すると述べている.本例の足趾MP関節底側脱臼は過伸展により,底側板が中足骨付着部より剥離して起こったと考えられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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