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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科22巻2号

1987年02月発行

文献概要

論述

腰椎疾患に対する脊髄造影と選択的神経根造影同時併用の試み

著者: 菊地臣一1 梁進治1 松井達也1 星加一郎1 蓮江光男1

所属機関: 1日本赤十字社医療センター整形外科

ページ範囲:P.120 - P.127

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 抄録:腰椎疾患41例に対して脊髄造影と選択的神経根造影・ブロックを同時に行い,その利害得失を検討した.結果は以下の通りである.①脊髄造影と選択的神経根造影の同時施行は,形態的責任高位のみならず病変の責任部位判定に有効である.脊椎症では本手技が特に有効であり,責任部位は神経根管中枢側である症例が多い.②本手技に神経根ブロックを加え,歩行負荷試験を行うことで機能的な責任高位診断も可能である.③本手技施行後に歩行負荷試験を行っても合併症や副作用は認められなかった.④本手技により入院期間の短縮が可能である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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