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シンポジウム 陳旧性肘関節周囲骨折の治療
肘関節周辺骨折,脱臼後に生じやすい変形と機能障害の把握とその治療
著者: 阿部宗昭1 木下光雄1 茂松茂人1 土肥恒夫1 井上隆1
所属機関: 1大阪医科大学整形外科学教室
ページ範囲:P.151 - P.163
文献購入ページに移動肘関節の機能障害は屈伸及び回旋の運動障害,不安定肘,遅発性神経麻痺による手指の機能障害が主なものである.顆上骨折後の屈曲障害は変形治癒が原因であり顆上骨切り術によって改善する.異所性骨化による拘縮は保存的に改善しにくく骨化部切除による関節解離手術が必要となる.しかし化骨性筋炎の場合は保存的に徐々に改善することが多い.
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