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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科22巻2号

1987年02月発行

文献概要

手術手技シリーズ 関節の手術<上肢>

指節間関節の手術—関節固定術

著者: 井原成男1 鈴木勝己1

所属機関: 1産業医科大学整形外科学教室

ページ範囲:P.209 - P.215

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はじめに
 種々の原因により関節の不安定性,著明な変形,および疼痛により日常生活動作や職業上において著しい障害を伴う時,罹患関節の関節固定術は有用な一つの手段となる.
 しかしながら,この最終的な手段に至るまでには,現在の障害に対する的確な認識のもとに保存的治療や関節形成術等の観血的療法をもってしても僅かな機能しか期待が持てない場合,また,その残存する機能を維持する為,多くの制約をうけざるをえない時にはじめて関節固定術が考慮されるべきである.当然の如く,患者のneed,職業,年齢,性差等も影響される.関節固定によって疼痛,不安定性の消失,変形の矯正ならびに罹患関節の影響により,損われていた近接関節の機能回復も期待できる,以下,我々の常用している方法は簡便であり,結果も良好な為,紹介する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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