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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科22巻2号

1987年02月発行

文献概要

臨床経験

有頭骨無腐性壊死の1例

著者: 西村正智1 池田彬1 増田隆一郎1 浜田一寿1 千葉一裕1

所属機関: 1伊勢原協同病院整形外科

ページ範囲:P.231 - P.234

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 抄録:最近,われわれは極めて稀な特発性と思われる有頭骨無腐性壊死を経験したので報告する.症例は54歳,主婦.明らかな誘因のない右手関節痛を訴えて当科を受診した.X線写真で有頭骨全体に骨硬化像を認め,濃淡不規則な陰影が混在していた.保存的に経過を観察したが,次第に症状増悪したため9ヵ月後手術を施行した.ドリルで穿孔,海綿骨移植を行った.病理組織学的にも無腐性壊死と診断された.術後,可動域の制限を残すものの疼痛なく,日常生活に支障はない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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