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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科22巻3号

1987年03月発行

文献概要

臨床経験

RAに合併した恥骨骨折

著者: 松原伸明1 竹吉恵一1 綿谷和男1 居村茂明1

所属機関: 1国立加古川病院整形外科

ページ範囲:P.333 - P.336

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 抄録:今回我々は,RAに合併した恥骨部骨折を5例に経験し,このうち2例は恥骨部に骨折を認めた後進行性に破壊が進み,再び元の骨盤形態に復することがなかった.恥骨部骨折は,年齢54〜61歳,平均58歳,罹病期間は3〜23年平均14.6年である.骨盤特に恥骨部の骨折については,RAに伴う骨粗鬆症いわゆるinsufficiency fractureと呼ばれる状態,筋群の拮抗作用,あるいは骨折部に働く圧迫力などがその理由とされて来た.
 我々は,さらにRA炎症や筋力低下のために起こる骨盤輪の弾性低下にも大きな原因があると考え,症例を呈示して論じたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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