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特集 腰仙部根症状の発症機序—基礎と臨床—(第15回日本脊椎外科研究会より)
座長総括/「Ⅶ.椎間板ヘルニア(3)」の部
著者: 酒匂崇1
所属機関: 1鹿児島大学医学部整形外科学教室
ページ範囲:P.358 - P.359
文献購入ページに移動田村(城西病院)は,80歳以上の高齢者における腰仙部根症状の発症機序について,8例の検索を行い発表した.手術内容は,椎弓切除術が主で,8例中4例に椎間板ヘルニアによる圧迫を認め,椎間板が症状発現に大きな比重を占めると強調した・佐藤(新庄病院)より高齢者の手術に当ってはリスクが高く,手術適応の決定について質問があり,高齢者であっても神経根の除圧やヘルニア摘出を行えばよい結果が得られるので,積極的に演者は手術をすすめる考えのようである.
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