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特集 腰仙部根症状の発症機序—基礎と臨床—(第15回日本脊椎外科研究会より)
腰椎椎間板ヘルニアのKemp徴候発現機序のCT像による検討
著者: 久野木順一1 佐野茂夫1 増田彰男1 宮下裕芳1 友山真1 堀中晋1 吉川宏起2
所属機関: 1東京大学医学部整形外科学教室 2東京大学医学部放射線科
ページ範囲:P.417 - P.422
文献購入ページに移動125例中53例(42%)でKemp徴候は陽性であった.本徴候の発現頻度は終板直下高位におけるCT像と有意の相関があり,ヘルニアと後方骨性要素とによる神経根絞扼例では高率であり特にクローバ型脊柱管では高率であった.
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