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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科22巻4号

1987年04月発行

文献概要

特集 腰仙部根症状の発症機序—基礎と臨床—(第15回日本脊椎外科研究会より)

腰椎椎間板ヘルニアのKemp徴候発現機序のCT像による検討

著者: 久野木順一1 佐野茂夫1 増田彰男1 宮下裕芳1 友山真1 堀中晋1 吉川宏起2

所属機関: 1東京大学医学部整形外科学教室 2東京大学医学部放射線科

ページ範囲:P.417 - P.422

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 抄録:腰椎椎間板ヘルニアにおけるKemp徴候の発現機序を知るため,本症125例につきKemp徴候の有無と単純CT所見とを比較検討した.終板直下のCT画像のうち脊柱管と外側陥凹の形態,神経根絞扼の有無に注目した.
 125例中53例(42%)でKemp徴候は陽性であった.本徴候の発現頻度は終板直下高位におけるCT像と有意の相関があり,ヘルニアと後方骨性要素とによる神経根絞扼例では高率であり特にクローバ型脊柱管では高率であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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