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特集 腰仙部根症状の発症機序—基礎と臨床—(第15回日本脊椎外科研究会より)
高齢者腰部椎間板ヘルニアにおける神経根の状態について
著者: 持田譲治1 有馬亨2
所属機関: 1東海大学医学部付属大磯病院整形外科 2東海大学医学部整形外科
ページ範囲:P.437 - P.443
文献購入ページに移動結果:①腰痛,下肢痛,tension signが軽度で片側下肢に不定な愁訴を有するmasked clinical signの型が2/3を占め,高齢者例の特徴と言える.②知覚,筋力の他覚所見の改善は悪いが,自覚的な不定の下肢症状の改善が良好である.③ヘルニア形状はextrusionとsequestrationが35%と多く,高齢者椎間板症におけるbulgingとは明らかに異なっていた.また,24%の症例で神経根の著明なゆるみを認めた.
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