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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科22巻4号

1987年04月発行

文献概要

特集 腰仙部根症状の発症機序—基礎と臨床—(第15回日本脊椎外科研究会より)

CT-myelographyを用いた腰椎椎間板ヘルニアにおける馬尾像の検討

著者: 高田啓一1 井上駿一1 高橋和久1 大塚嘉則2

所属機関: 1千葉大学医学部整形外科学教室 2国療千葉東病院

ページ範囲:P.471 - P.477

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 抄録:CTの分解能の向上に伴い,CT-myelographyによる馬尾の観察が可能となった.今回我々は,CT-myelographyを用いて29例の腰椎椎間板ヘルニア症例の馬尾像を観察した結果,17例に馬尾レベルでの当該神経根の腫大を認めた.
 これらの17例は,すべて強い坐骨神経痛を訴えていた.一方,坐骨神経痛が軽い症例では,腫大神経根は認めなかった.馬尾の腫大は,除圧手術により症状の消退とともに経時的に正常化した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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