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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科22巻4号

1987年04月発行

文献概要

特集 腰仙部根症状の発症機序—基礎と臨床—(第15回日本脊椎外科研究会より)

腰部神経根症状を示す神経根圧迫の形態的分析

著者: 田島健1 山川浩司1 坂本隆彦1 岩瀬育男1 菊地義文1 岡亨1 鈴木信1 中山博晶1 山下滋1 村上和也1 斉藤昭1

所属機関: 1福島赤十字病院整形外科

ページ範囲:P.479 - P.488

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 抄録:腰部神経根症状を示す,椎間板ヘルニア287例,脊柱管狭窄71例の手術所見と神経根造影所見(陽性像のみ)より,その造影所見の形態的分析を行った.造影所見の分類として,圧迫されている部位,形,強さより,1.正常像,2.停止または中断像,3.圧排像,4.部分陰影欠損像,5.走行異常像,6.不整像の6つに分類した.また位置関係として,神経根分岐高位より椎間孔を出たところまでを中枢部,中間部,出口部の三部分に,それ以下を末梢部とし四部分に分けた.
 椎間板ヘルニアでは神経根造影と手術所見の一致率は88%であった.脊柱管狭窄では,その一致率は92%でありいずれも神経根圧迫の形態をよく反映していた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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