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臨床経験
頸部砂時計腫の5例
著者: 隅本毅1 鈴木勝美1 佐藤誠1 松本寿夫1 塩川靖夫1 荻原義郎1 向井智志2
所属機関: 1三重大学医学部整形外科学教室 2津生協病院整形外科
ページ範囲:P.665 - P.669
文献購入ページに移動5例中4例はschwannomaで良性であり,全摘にて特に問題をおこしていないが,1例はmalignantschwannomaで他院で5回の手術が行われたが,paravertebral massはいずれの手術時も放置されていた.脊髄砂時計腫の手術にあたり,腫瘍の組織学的特徴にもよるが,再手術例の予後は一般に非常に悪いため,一次的全摘出術を行うべきである.
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