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臨床経験
馬尾部多発性神経鞘腫の1例
著者: 安田義1 四方實彦1 飯田寛和1 山室隆夫1 䄅公平1 中嶋安彬2
所属機関: 1京都大学医学部整形外科学教室 2京都大学医学部検査病理部
ページ範囲:P.1001 - P.1004
文献購入ページに移動症例は49歳の男性で,1978年頃右殿部痛,右下肢痛出現.1985年4月某院にてL5,S部馬尾神経腫瘍と診断され摘出術を試みるも部分切除に終わった.術後右殿部痛,右下肢痛は軽快したが,6月両殿部痛,両下肢痛出現.同年9月当科を初診し,12月に入院した.Myelography,CT myelographyにて馬尾部多発性腫瘍と診断し,L1,L2部,左S1神経根部,左殿部の腫瘍摘出術を施行した.摘出された腫瘍はいずれも定型的なneurilemomaであった.
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