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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科23巻1号

1988年01月発行

文献概要

論述

動脈造影下CT(Angio CT)の骨軟部腫瘍への応用

著者: 松本誠一1 川口智義1 網野勝久1 真鍋淳1 古屋光太郎2 磯辺靖2

所属機関: 1癌研究会附属病院整形外科 2東京医科歯科大学整形外科

ページ範囲:P.41 - P.47

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 抄録:73例の骨軟部腫瘍にたいし動脈造影下にCT scan(Angio CT)を施行した.その結果,Angio CTでは通常の経静脈的な造影に比較して強い造影効果がえられ,腫瘍境界をより明瞭に描出しえた.また,静脈に比し動脈が強く造影されることから両者を分離して同定することができ,治療計画を立てるうえで有用であった.本法は動脈造影後に施行するため造影剤の使用量が増加したがそれによる副作用はなかった.以上よりAngio CTは骨軟部腫瘍の診断および治療計画にきわめて有益な検査法と思われた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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