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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科23巻1号

1988年01月発行

文献概要

手術手技 私のくふう

側彎症に対するHarrington法に横突起wiringを加えた手術法の吟味

著者: 中井定明1 大谷清2 市原真仁3 土方貞久4

所属機関: 1藤田学園保健衛生大学整形外科学教室 2国立療養所村山病院整形外科 3国家公務員共済立川病院整形外科 4東京電力病院整形外科

ページ範囲:P.75 - P.80

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 抄録:脊柱側彎症に対してHarrington法に横突起wiringを併用して手術を行った.本法では,神経合併症につながる脊柱管内操作が不要であり,側彎症のみならず,椎弓切除後の内固定などにも応用可能である.胸椎部でのhypokyphosisの後彎化のみならず,derotationも可能である.但し,その適応は胸椎カーブで約100゜以下の例に限られる.
 症例は23例で,うち3/4は特発性例であった.Square ended rodを用い,上位hookはdoubleとした.術前の平均側彎度は65゜で最終矯正率は45%であった.矯正喪失は6゜であった.胸椎部のhypokyphosis例では平均8゜の後彎化が可能であった.頂椎部での回旋は平均6゜のderotationが可能であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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