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手術手技シリーズ 関節の手術<下肢>
Charnley人工股関節手術手技上のpitfallsとその対策〈後編〉
著者: 寺山和雄1 前田敏明1 小林千益1
所属機関: 1信州大学医学部整形外科
ページ範囲:P.1227 - P.1238
文献購入ページに移動オージーソケットにトリミングエイドがつくようになってからトリミングがやりやすくなった.しかしうっかりミスは起こりうる.
①トリミングエイドの後方のフランジは外方に張り出し,股臼後壁とのアンカー効果を高めるようにできている.前後方向を逆転してとりつけないように注意しなければならない.トリミングエイドそのものに"posterior"という目印がついているから,それが後壁にあたるようにセットすること.ハンドルを頭側に向けた状態では,右側では"R"の目印,左側では"L"の目印が前方にくる.トリミングエイドをセットした後,トリミングを開始する前に直接股臼にあてがってみて,"posterior"の目印が後方にくることを確認する操作が重要である(図28).
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