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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科23巻10号

1988年10月発行

文献概要

臨床経験

橈骨遠位端骨折部で12年間骨性癒着していた深指屈筋腱を解離しえた1症例

著者: 出目明1 玉井進1 水本茂1

所属機関: 1奈良県立医科大学整形外科学教室

ページ範囲:P.1265 - P.1268

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 抄録:橈骨遠位端骨折の合併症として長母指伸筋腱断裂はしばしば見受けられるが,屈筋腱の損傷例は極めて稀である.今回我々は,21歳男性で示指深指屈筋腱が,橈骨遠位端骨折部で12年もの長期にわたって骨性に固定されていたにも拘らず,不可逆性のmyostatic contractureに陥ることなく,腱剥離術によって良好な可動性を再獲得できた1例を経験した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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