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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科23巻11号

1988年11月発行

文献概要

手術手技シリーズ 関節の手術<下肢>

人工骨頭置換術

著者: 古屋光太郎1

所属機関: 1東京医科歯科大学整形外科学教室

ページ範囲:P.1335 - P.1342

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はじめに
 近年,日本も世界一の長寿国となり,高齢者人口は増加の一途を辿り,老人特有の骨粗鬆症および大腿骨頸部骨折が高頻度にみられるようになってきた.高齢者に多い大腿骨頸部内側骨折に対しては,寝たきりにならぬようできるだけ早期に手術を行い,しかも「痴呆」防止のため術後なるべく早く立たせて歩行させることが重要とされ,観血的治療が主流となっている.われわれはGardenのI,II,III型の一部はカニューレーテッド・キャンセラス・スクリューやコンプレッションヒップスクリューなどを用い強固な内固定を行い,IV型およびIII型のうち高度の骨粗鬆症のあるものや骨頭下骨折のような不安定のものに対しては人工骨頭を挿入し早期の起立歩行訓練を行っている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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