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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科23巻11号

1988年11月発行

文献概要

臨床経験

細菌性心内膜炎を基礎として発症したと思われる化膿性椎体炎の2例

著者: 可徳三博1 原田正孝1 川上宏治1 加藤悌二2 東真理2

所属機関: 1健康保険八代総合病院整形外科 2熊本大学整形外科

ページ範囲:P.1375 - P.1378

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 抄録:細菌性心内膜炎を基礎として発症したと思われる化膿性椎体炎の2例を経験したので報告する,症例は2例共に中年の男性で熱発に伴う激しい腰痛を主訴としていた.起炎菌は共にStreptococcusであった.1例は一時心不全状態を呈し巨大な大動脈弁の疣贅を残し,他の1例も大動弁の閉鎖不全が残り共に弁置換を余儀なくされた.細菌性心内膜炎は筋骨格系の症状を呈する事が多く,激しい腰痛で熱発を伴う場合は,本疾患も考慮し循環器系の検索を行う事が必要と思われる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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