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臨床経験
指(趾)の機能的血行不全に対するSuperselective Digital Sympathectomyの経験
著者: 武内正典1 茨木邦夫1 嘉陽宗俊1 新垣晃1
所属機関: 1琉球大学医学部整形外科学教室
ページ範囲:P.1381 - P.1383
文献購入ページに移動手術は指(趾)血管壁の外膜と中膜の間に存在する交感神経を切除するためにMP関節レベルで8-10mmの範囲にわたって指(趾)動脈の外膜を徹底的に切除した.本手術の効果の持続性についてはなお追跡調査が必要であるが,術後最長2年2ヵ月間経過するも全く再発傾向は認められず,かなり長期間患者の苦痛を取り除けるものと思われる.本法は手術侵襲も少なく,十分に有用な手術であると考える.
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