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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科23巻11号

1988年11月発行

文献概要

臨床経験

指(趾)の機能的血行不全に対するSuperselective Digital Sympathectomyの経験

著者: 武内正典1 茨木邦夫1 嘉陽宗俊1 新垣晃1

所属機関: 1琉球大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.1381 - P.1383

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 抄録:手指(足趾)の可逆的血行不全を呈する5症例に対しsuperselective digital sympathectomyを行い良好な結果が得られた.
 手術は指(趾)血管壁の外膜と中膜の間に存在する交感神経を切除するためにMP関節レベルで8-10mmの範囲にわたって指(趾)動脈の外膜を徹底的に切除した.本手術の効果の持続性についてはなお追跡調査が必要であるが,術後最長2年2ヵ月間経過するも全く再発傾向は認められず,かなり長期間患者の苦痛を取り除けるものと思われる.本法は手術侵襲も少なく,十分に有用な手術であると考える.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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