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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科23巻12号

1988年12月発行

文献概要

論述

先天性内反足重症度の検討—保存群と手術群との比較

著者: 飯坂英雄1 門司順一2

所属機関: 1北海道大学医療技術短期大学部 2北海道大学整形外科

ページ範囲:P.1423 - P.1428

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 抄録:先天性内反足の早期治療例のうち,一定期間内における保存療法群30例36足と手術療法群16例28足を初診時,corrective cast法1ヵ月後,中間評価時の成績および手術直前のX線を比較検討した.脛踵角の初診時及びcorrective cast 1ヵ月時における推移が重症度(難治度)と中間成績の予後の指標となった.距踵率も予後を反映し,手術群では有意に大であった.距踵長比は保存群—優・良例,保存群—可・不可例と手術群で有意差があり,より簡単な重症度および予後判定のパラメータとして使用できる.距踵長比2.0以上を重症,1.5以下を軽症,その中間値を中等症として重症度を分類し,更に症例を重ね検討していきたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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