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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科23巻12号

1988年12月発行

文献概要

認定医講座

股関節の外傷

著者: 安藤謙一1

所属機関: 1藤田学園保健衛生大学医学部整形外科

ページ範囲:P.1451 - P.1460

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 1.外傷性股関節脱臼
 正常な股関節は,深い寛骨臼の中に球状の大腿骨頭がしっかりとはまり込み,極めて安定した関節である.従って,本脱臼は強大な外力が働いた場合に発生し,全外傷性脱臼の3〜4%とその発生率は少ないとされていたが,近年交通事故の増加に伴い本脱臼も増加傾向にある.発症原因は交通事故によるものが大半を占め,青壮年期の男性に好発する.本脱臼は後方,中心性,前方に分けられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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