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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科23巻12号

1988年12月発行

文献概要

臨床経験

Thoracic Lordoscoliosisを呈したFreeman-Sheldon症候群の治療経験

著者: 太田康人1 司馬立1 近藤秀丸1 本間玄規1 井ノ口雅貴1 里村俊彰1 林克章1

所属機関: 1東京慈恵会医科大学整形外科教室

ページ範囲:P.1481 - P.1486

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 抄録:胸椎高度前側彎を呈したFreeman-Sheldon症候群の1例に対し,手術を施行したので報告する.症例は13歳女性.幼児期より脊柱変形を指摘されていたが,次第に胸椎前側彎が増強したため,昭和59年10月手術目的にて入院となった。小口症,下口唇変形,鼻翼の低形成などからFreeman-Sheldon症候群と考えられた。脊柱変形はT4-L2で-45°の前彎とT4-T10-L4で30°と31°のdouble curveの側彎が認められた.手術は第1段階として前方より第4胸椎から第11胸椎までの各椎間板の切除と骨移植,および右第6〜第11肋骨の部分切除を行った.2週後,後方より左第5〜第11肋骨の部分切除,およびT3〜L3に対しHarrington SSIを施行した.術後前彎は-13°に改善し,術後経過は良好である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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