icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科23巻3号

1988年03月発行

文献概要

学会印象記

第4回"骨の循環"国際シンポジウム

著者: 小野啓郎1

所属機関: 1大阪大学整形外科

ページ範囲:P.280 - P.280

文献購入ページに移動
 Bone Circulationと題する書物があることを熱心な読者は御存知だろう.1984年に出版されたものであるが,これがこの第3回国際シンポジウム(1982年)の論文集である.第1回が1973年に,第4回が1987年にいずれもFranceのToulouseで開催されている.創始者のPaul Ficat教授がここRangueilの大学病院を本拠にするからである.残念ながらFicat先生は第4回シンポジウムの開催を見ることなく急逝され,なが年協同研究者であったArlet教授(リウマチ科)とアメリカのHungerford教授らによって会が継承されることになった.
 シンポジウムの案内を手にして,われわれにとってこの上もないチャンスであることに気が付いたのは昨年(1987年)の春のことである.つまり,特発性大腿骨頭壊死症研究班(厚生省の難病研究班)の成果を世界に知らせる絶好の機会だということである.すぐにArlet先生に詳しい事情を書き送り,日本人シンポジストを推薦しておいた.一方,国内の研究班員にはシンポジウム出席を要請する手紙を急送した.折悪しくシンポジウムの会期と日整会基礎学術集会のそれがはちあわせになったものの,川井・渥美・西塔・大園らの班員が呼びかけに応じて下さった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら