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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科23巻3号

1988年03月発行

文献概要

検査法

腰椎椎間板ヘルニアに対する腹臥位CTミエログラフイー

著者: 浜田修1 船越正男1 石崎仁英1 佐井伸男1

所属機関: 1船越整形外科病院

ページ範囲:P.289 - P.294

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 抄録:CT-myelography(以下CTM)は,腰椎椎間板ヘルニアの画像診断法として広く行われている.通常,腰椎レベルのCTMは仰臥位で撮影されるが,これは,metrizamideの拡散により,撮影時の体位の影響は少ないと考えられているためである.28例の腰椎椎間板ヘルニアを対象とし,仰臥位と腹臥位の2つの方法でCTMを施行して,比較検討した.その結果,くも膜下腔のmetrizamide濃度は必ずしも均一ではなく,体位による影響を受けることが明らかとなった.特にL3/4およびL4/5椎間板ヘルニアにおいては,腹臥位CTMのほうが診断価値の高いCT像が得られる場合が多い.なお,腹臥位に伴う呼吸性動揺の影響は殆ど無視できることがわかった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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