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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科23巻3号

1988年03月発行

文献概要

臨床経験

多発性腰椎分離すべり症の1例

著者: 山根敏彦1 広藤栄一1 山本武1 永田行男1 田中清介1

所属機関: 1近畿大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.311 - P.314

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 抄録:腰椎分離すべり症は比較的よくみられる疾患であるが,3椎以上に分離を認める例は極めてまれである.今回我々は4椎にわたる多発性腰椎分離すべり症を経験したので報告する.この症例にはL2,L3,L4,L5の両側関節突起部に分離を認め,L4,L5椎体にすべりを認める.3椎の多発性腰椎分離すべり症は今までに報告されているが,この症例のように4椎にわたる多発性腰椎分離症の報告例はない.我々はこの症例に対してL2,L3の左右分離部に骨移植とEingorn法による鋼線締結法を,L4,L5分離椎弓切除術,L4,L5,S1の後側方固定術を行い良好な成績を得たのでここに報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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