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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科23巻4号

1988年04月発行

文献概要

特集 脊柱管内靱帯骨化の病態と治療(第16回日本脊椎外科研究会より)

座長総括/「VII.胸椎後縦靱帯・黄色靱帯骨化症に対する手術」の部

著者: 辻陽雄1

所属機関: 1富山医科薬科大学整形外科学教室

ページ範囲:P.358 - P.359

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 このセッションでは胸椎後縦靱帯骨化(OPLL),黄色靱帯骨化(OLF)およびその両者合併(OPLL/OLF)にたいする観血治療法および成績について討論が展開された.
 松田(天理病院)らはOPLL 20,OLF 25およびOPLL/OLF 21例にたいする広範椎弓切除の成績から,OPLLの改善率は総じてOLFのそれより劣る傾向,OPLL術後に遅発悪化例があり,その原因を出血〜浮腫と考え,救済手術でも症状改善はないことを報じた.OPLLの大多数はOLFを合併し,OPLL/OLFの成績はOLF単独と比べて明らかに成績は劣るとし,本症に適応した広範椎弓切除そのものに検討の余地があることを指摘した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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