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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科23巻4号

1988年04月発行

文献概要

特集 脊柱管内靱帯骨化の病態と治療(第16回日本脊椎外科研究会より)

頸椎後縦靱帯骨化症患者における全身靱帯骨化所見のX線学的検討

著者: 和田光司1 寺山和雄1 大塚訓喜1 木下久敏1 高橋紳一1 村田修一1 柳原光國2

所属機関: 1信州大学医学部整形外科学教室 2長野県身体障害者リハビリテーションセンター

ページ範囲:P.489 - P.494

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 抄録:頸椎後縦靱帯骨化症(OPLL)患者254例の脊柱および四肢関節周囲の靱帯骨化についてX線学的調査を行った.症例の内訳は,男171例,女83例,年齢は30歳から87歳,平均57.9歳であった.頸椎OPLLの分類では,分節型108例,混合型74例,連続型68例およびその他4例であった.胸椎,腰椎におけるOPLLはそれぞれ17.5%,12.6%に認められた.Forestierのstage II以上の前縦靱帯骨化は82.3%,黄色靱帯骨化は48.7%,項靱帯骨化は47.8%,棘上靱帯骨化は95.4%に合併していた.
 脊柱以外の四肢関節周囲の靱帯骨化合併頻度は,骨盤・股関節85.1%,肩関節40.8%,肘関節41.5%,膝関節79.7%および足関節79.3%であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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