文献詳細
論述
開放性脊髄髄膜瘤閉鎖手術後のMRIの検討
著者: 吉永勝訓1 井上駿一1 北原宏1 南昌平1 礒辺啓二郎1 湯山琢夫1 畑芳春1 山根友二郎2 山下武広3 中川武夫4
所属機関: 1千葉大学医学部整形外科学教室 2帝京大学医学部整形外科教室 3千葉市立病院整形外科 4中伊豆リハビリテーションセンター
ページ範囲:P.683 - P.690
文献概要
これらMRI所見と臨床所見との対比では,hydromyeliaの1例で左上肢に知覚異常を認めた.また成長に伴いtethered cord syndromeを呈した腰仙部脂肪腫症例を提示し,この症例のMRIで見られたlow conus像が脊髄髄膜瘤症例でも全例に認められたことから,今後は同一症例に定期的にMRI撮影を行うとともに,成長期間中の理学所見の変化をこの点からも充分留意のうえ,観察して行く必要があると考えた.
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