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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科23巻6号

1988年06月発行

文献概要

論述

肘関節装具の試作と使用経験

著者: 中嶋洋1 多田浩一2 吉田竹志2 永野重郎2 新田雅英2

所属機関: 1住友病院整形外科 2香川医科大学整形外科

ページ範囲:P.701 - P.706

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 抄録:関節形成術術後症例18肘(OA:11肘,RA:4肘,外傷例:3肘)に,可動域獲得練習として,また主に関節周囲軟部組織の拘縮により可動域制限を生じた3肘に対し,関節可動域拡大を目的としてdynamic splint装具を用いた.関節形成術を施行した症例は,術前の平均屈曲/伸展は99°/-32°であった.術後装具を用いたリハビリテーション開始前は,平均100°/-146°であったがdynamic splint装具の使用平均57日で最高可動域119°/-31°が得られた.肘関節拘縮症例は装具装着前は平均屈曲/伸展は89°/-48°でありdynamic splint使用にて平均61日で128°/-31°が獲得された.dynamic splint装具は,関節形成術術後症例,および関節拘縮症例に対し可動域拡大に有効であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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