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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科23巻6号

1988年06月発行

症例検討会 骨・軟部腫瘍8例

〔症例7〕左上腕三角筋部軟部腫瘍

著者: 横山良平1 恒吉正澄1 橋本洋1 遠城寺宗知1 篠原典夫2 横山庫一郎2

所属機関: 1九州大学第二病理 2国立福岡中央病院整形外科

ページ範囲:P.731 - P.734

文献概要

 症例は60歳,男性.昭和58年頃,左上腕部に隆起性の硬い腫瘤があるのに気付いたが放置していた.60年12月頃から次第に大きくなり,その頃から運動時痛も出現.61年4月,近医にて大きさが約2×2cmの腫瘤を摘出されたが,その後再発し61年8月に再切除された.2カ月後に再び腫瘤が出現し,急速に増大してきたため,国立福岡中央病院整形外科を受診した.レ線写真で左上腕三角筋部の比較的浅い部分にradiopaqueな陰影を認め,血管造影では血管の増加が見られた(図7-1).61年11月に広範切除術を行い,術後1年の状態では再発,転移は認められなかった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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