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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科23巻6号

1988年06月発行

文献概要

整形外科を育てた人達 第60回

Augusta Klumpke(1859-1927)

著者: 天児民和1

所属機関: 1九州大学

ページ範囲:P.768 - P.771

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 昭和一桁時代の私達整形外科医はFritz Langeの「Lehrbuch der Orthpaedie」を重要な教科書として座右に置いていた.この教科書の腕神経叢麻痺の項には上位型と下位型のあることが書いてあり,上位型はErb型,下位型はKlumpke型となっている.ErbはWilhelm Heinrich Erb(1840-1921)で神経病学者として有名で我々もよく耳にする名である.しかしKlumpkeについてはあまり詳しいことがわからなかった.ところが少し調べるとKlumpkeは女性で米国より欧州に移住して来た数奇な経歴のある人であることを知り,少し詳しく調べてその伝記の一部を紹介することにした.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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