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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科23巻6号

1988年06月発行

認定医講座

頸椎損傷ならびに頸髄損傷

著者: 花井謙次1

所属機関: 1名古屋市立大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.772 - P.781

文献概要

 頸椎は非常に大きな重量をもつ頭をささえ,かつすべての方向に大きな運動量をもっているので,基本的には丈夫な場所といえよう.しかし限られた範囲を越えた外力が頭に加わったり,極端な運動が首に起るようなことがあれば,頸椎損傷は容易に起りうる.頸椎損傷が起る場合は,頸髄にも大きな負担がかかることが多いので,重篤な頸髄損傷が起る可能性が極めて大きいといえよう.本講座では頸椎損傷の原因,損傷メカニズムと骨折型の分類について述べ,さらに頸髄損傷については,原因,神経学的症候,予後,治療法について簡単に述べることとする.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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