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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科23巻8号

1988年08月発行

文献概要

臨床経験

脊柱に変形を有する成人二分脊椎にみられた問題点について

著者: 飛松好子1 初山泰弘1 二瓶隆一1 木村哲彦1 鷹野昭士1 陶山哲夫1

所属機関: 1国立身体障害者リハビリテーションセンター病院整形外科

ページ範囲:P.1029 - P.1032

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 抄録:脊柱に変形のある成長の終了した二分脊椎者の随伴変形と問題点について調べた.対象は国立身体障害者リハビリテーションセンター更生訓練所に入所した二分脊椎11例で,男子3例,女子8例であった.年齢は18歳から53歳で,平均24.3歳であった.二分脊椎高位はT11からS1にわたった.
 まとめ:1.側彎変形が10例に,腰椎前彎のみの変形が1例にみられた.2.側彎変形のある者,全例に骨盤傾斜が見られ,側彎凸側への骨盤傾斜,反対側の股関節脱臼,又は亜脱臼を有する者が多かった.3.骨盤傾斜側の坐骨部は褥創の好発部位である.4.坐位バランス不良例がみられ,褥創とともに作業訓練上,妨げとなった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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