icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科24巻1号

1989年01月発行

文献概要

シンポジウム 広範囲腱板断裂の再建

広範囲腱板断裂のFascia Patchによる再建

著者: 田畑四郎1

所属機関: 1いわき市立総合磐城共立病院

ページ範囲:P.47 - P.53

文献購入ページに移動
 抄録:広範囲断裂の修復は原則として断端筋腱を前進させて行われるが,この手技でも困難な場合の一方法としてpatch法が用いられる.今回手術を行った広範囲断裂39例のうちpatch法は他の方法との組合せを含めて18例に行った.内訳はpatch法単独7例,他の方法との組合せはpatch法とMcLaughlin法3例,patch法とDebeyre法5例,patch法と僧帽筋移行3例であった.J. O. A. Scoreで成績不満足例が7例(39%)を占めた.しかし成績不良例でも夜間痛や日常生活動作は術前に比較して改善していた.
 自家組織による腱板機能再建を意図した場合に,大腿広筋膜は単独またはaugmentative materialとして有用なものと考える.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら