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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科24巻1号

1989年01月発行

文献概要

手術手技 私のくふう

寛骨臼球状骨切り術

著者: 長鶴義隆1

所属機関: 1宮崎医科大学整形外科学教室

ページ範囲:P.77 - P.83

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 抄録:関節発育終了以降にみられる高度の臼蓋形成不全,亜脱臼に起因する前,初期股関節症では,荷重部の著しい狭小化と急峻化という臼蓋側の形態異常を再建して骨頭の良好な求心性の確保を図らなければ,病期は速やかに進展することはよく知られている.
 病期の進展防止あるいは解剖学的治癒をも期待して,われわれはPauwelsの生力学的解析の研究に基づき骨頭の求心性を確実に容易に改善しうる寛骨白球状骨切り術(spherical acetabular osteotomy)を採用してその成果を挙げており,さらに10歳代前半の成長期の症例に手術を余儀なくされる場合には,われわれの工夫した球状三重骨切り術〔spherical triple osteotomy,Tönnis変法(仮称)〕も含めて,本術式の適応および手術術式を紹介する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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