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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科24巻1号

1989年01月発行

文献概要

臨床経験

進行性骨化性筋炎の1例—進行経過とADLを中心に

著者: 千田益生1 江口寿栄夫1 宗友和生1 藤原英一1 山脇康正1 平田常雄1

所属機関: 1高知県立子鹿園

ページ範囲:P.111 - P.115

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 抄録:長期間経過を観察している進行性骨化性筋炎の1例を,進行経過と日常生活動作(ADL)を中心に報告する.患者は女性で,6歳時背部腫瘤にて初発した.薬物療法は効果なく,骨化,可動域制限とも進行した.特に16歳から22歳にかけて増悪が著しかった.ADLにおいては,肩,肘の可動域制限が出現して約1年の間に,ほぼ自立していたものが全介助となった.29歳の現在,手指,足趾等の遠位関節を除いて強直もしくはそれに近く,石化人と称される状態であるが,改良型電動車椅子や自助具で生きがいのある生活を送るよう努力している.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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