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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科24巻11号

1989年11月発行

文献概要

臨床経験

比較的高年齢(18歳)で発症したHand-Schüller-Christianの1症例

著者: 千賀啓功1 梅田透1 小沢俊行1 田代淳2 桑原竹一郎3

所属機関: 1国立柏病院整形外科 2国立柏病院内科 3千葉県がんセンター病理

ページ範囲:P.1327 - P.1333

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 抄録:Hand-Schüller-Christian病は,多発骨病変,眼球突出,尿崩症の3主徴を伴いHistiocytosis Xに分類される比較的稀な疾患である.我々はこの3主徴を伴い,18歳と比較的高年齢の症例を経験したので報告する.
 症例は18歳,男性で頭部打撲のため偶然撮られた頭蓋骨X線写真の多発性骨透亮像により発見された.当院にて精査を行い,生検にて組織球,好酸球,泡沫細胞の増生を特徴とするHand-Schüller-Christian病と確診された.現在,尿崩症に対しバゾプレッシン療法及び腫瘍類似疾患として化学療法を行い経過観察中である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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