icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科24巻11号

1989年11月発行

文献概要

臨床経験

下腿骨折を主訴としたPycnodysostosisの1症例

著者: 田嶌考治1 安並敏哉1 森井孝和1 北村嘉雄1 茶之木頼彦1 星千冨1 久志本弘1 石田俊武2 島津晃2

所属機関: 1大阪府済生会中津病院整形外科 2大阪市立大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.1351 - P.1354

文献購入ページに移動
 抄録:骨硬化性病変と骨形成の異常の合併を特徴とするpycnodysostosisはかつては大理石骨病やdysostosis cleidocranialisと混同されていたが,今日ではその診断基準も一定し,鑑別が必ずしも困難な疾患とは思われない.今回,下腿骨折を主訴とする本症の1例を経験した.比較的まれな疾患であり,骨折して初めて診断されることが多く,また手術に際しては,皮質骨,海綿骨の異常な硬さ,骨癒合の遷延を予め念頭において治療に当たるべきである.文献的に検索し得た限りでは,本邦での報告例は61家系77症例であった,しかし病因,本態についての詳細な検索は未だなされていない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら